| 本展は、前衛陶芸家集団として戦後日本の陶芸を牽引した 走泥社(そうでいしゃ)の活動を検証する展覧会です。
走泥社は1948年に京都の陶芸家、八木一夫、叶哲夫、
山田光(ひかる)、松井美介(よしすけ)、鈴木治の5人で
結成されました。同人は入れ替わりながらも陶芸家に限
らない多様な人材が集まり、50年にわたり活動を続
けます。
いわゆる器ではなく、立体造形として芸術性を追求した
陶芸作品を創り出し、その視点を日本の陶芸に根付
かせたことは走泥社の功績といえるでしょう。当時、
それは「オブジェ焼」と呼ばれました。
走泥社の前衛性は特に活動期間の前半に認
められることから、本展では結成25周年となる1973年
までに焦点をあて、25年の間に同人であった42名のうち
作品が残る32名の制作を通し、走泥社の活動をご覧
いただきます。また、資料等により同時期に展開された他
の前衛陶芸活動や日本の陶芸に影響を与えた海外の
制作をご紹介し、その比較も交えて、前衛陶芸が生まれた
時代を振り返ります。
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